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機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」へのコメント

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ネタバレ子供から、大人に。

 このガンダム0080のアルはまさに、「戦争を知らない子供」という難しい表現をうまく表していると思います。そのアルが最後には戦争の不条理さを知り、クリスに事実を知らせないで沈黙し、学校での話を聞いて涙を流すシーンはとても感動しました。子供ゆえの無知、無邪気さ、残酷さ、そして大人への成長をうまく描いた稀有な作品ではないでしょうか。
 内容自体は極端な話、2,3話くらいで収まるような厚みですwそもそもコロニー内に落下したザクがいつまでも放っておかれるわけないんですけどね、戦時中なのにwツッコミどころは多々有り、モビルスーツ戦闘描写や肝心のアレックスのシーンは微少とガンダム作品としては独自の路線を走っています。本当に、局地戦どころか作品名でもある「ポケットの中」で納まる戦闘ですね。
 戦争にまきこまれた子供というガンダム作品共通のネタを、他のシリーズとは違う視点から描いた独自の作品だと思います。

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ネタバレ子供が見た戦い

私はポケットという意味には2つあると考えました。1つ目が1年戦争のサイドストーリー。2つ目がアルだけが知るパイロットの戦い。
前半の明るい雰囲気から一転して、後半はサイド6が戦場となったことで、戦争を身近に感じることで成長していきます。
特にラストのクリスとの会話で自らだけが知る事実を抱えながら涙をこらえて、クリスを見送ろうとするシーンはとてもつらいものがあります。
校長の朝礼で戦争が終わったという発言でみんな楽観視している中、アルだけは一人泣いてしまうという対比は戦争をモビルスーツや、第3者同士で戦うと捉えている大勢に対して身近な人が戦い亡くなる衝撃を表しているいいシーンだと思います。

わずか6話ですがとても濃いお話ですし、泣く人もいるかもしれません。素晴らしい作品ですので是非鑑賞してください。

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ネタバレ荒削りの意欲作

この「ポケットの中の戦争」は、設定上は(おそらく劇場版の)「機動戦士ガンダム」の一年戦争末期の話なのだが、製作年の影響なのか「逆襲のシャア」の一部を切り取って子供中心のドラマに仕立てたようなものになっている。このためTV版「機動戦士ガンダム」とは、流し見でも『おかしい』と気づくぐらいに辻褄が全く合っていない。ただし、製作当時はTV版「ガンダム」はソフト化されておらず、視聴が容易ではなかったという事情もある。そういうわけで外伝作品としてはかなり無理があるので、純粋に『戦争』というものをを「ガンダム」的な枠組みを使って描いている情緒劇として楽しむべきだろう。

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ネタバレ鬱? いいえ感動作です。

このアニメは確かに悲劇を描いています。
だけど大人になった今見ると、悲劇でも暗澹たる気分にはならず、むしろじんわりと胸が温かくなります。

それはアルがこの経験で戦争の悲しさと恐ろしさを身をもって知り、バーニィと交流する前よりもずっと成長したからです。ラストシーンのアルの涙とクラスメートのセリフの対比でもそれが現れています。戦闘シーンの作画&演出とMSの格好よさも魅力ですが、やはりアルとバーニィの交流とアルの成長譚が何よりも感動を与えてくれます。

1stガンダムを見たら是非とも見たいアニメです。

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もう戻ってこない世界

何が悲しいかって、この中にいるアルはもういないって事。死んだワケではないが、今のアルの声は、野太いリディの声になってしまっているから(笑)。アニメは実写と違い、子供役も大人が演じることが多いので、生きてさえいれば、何年経っても、ほぼ同じクオリティで再現可能だが、今作ではそれができない。この作品をリメイクしようとしても、もう二度と浪川大輔さんは、アル役を演じる事はできないのだ。少年時代の浪川さんの瑞々しい声と共に、この制作年時代の空気を切り取って封じ込めた作品だ。そういう二重の意味で「もう戻ってこない世界」が描かれているのが余計に切ない。しかし、ホントの子供にこの役をやらせるというキャスティングもスゲェな。

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隠れた名作

マイナーですが、OVAで人気がありました、グレイファントムにはびっくりしました。

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ガンダム初のOVA

今でこそ、アニメに限らず、色々な作品で本編以外のスピンオフ作品が当たり前のように作られているが、この作品の発表当時は、この事自体が革新的試みでした。ガンダムがブームとなり、新作を期待するファンに応える形で制作が決定したとはいえ、本編の続編でない全く別のエピソードが、本編の主人公他登場人物が一人も登場しないではたして受け入れられるのか?スタッフの間で激しい議論があった事は容易に想像できます。が、この作品が商業的に成功をおさめた事が、後の「08小隊」「0083」に繋がり、他のアニメ作品でも同様の手法による新作の発表が行われ、日本の映画ドラマ界全体に「スピンオフ作品」という言葉を定着させた、さきがけとなった作品です。演出に多少古さを感じるものの、登場人物の表情やメカの演出等に丁寧な作りが感じられるます。活躍はイマイチでしたが、ケンプファーは、出色の格好良さで大好きなMSのひとつです。

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ネタバレクオリティ高し

10代のころに初めて観たときは、悲惨な話だというイメージしかなかったが、20年ぐらい経った今観てみると、心理描写が繊細でよくできている。特にアルのようなこどもと、戦争する大人たちとの絡みがうまい。ジオン軍の作戦などもリアルで面白い。傑作。

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ネタバレ作品のテーマは過去との決別と成長

今振り返ればニュータイプ同士の超人バトルへのアンチテーゼであったのだと思える。

作品単体でみれば、ストーリーラインに矛盾こそないけれど御都合主義が多い。なぜ堕ちたザクを警察やコロニー管理者が接収しないのか? 最後のビデオメッセージを出撃前に見ないというのは作中のアルの軽率さをみるに期待できないなど、演出の拙さが目に付く。
また、アルの子供らしさの表現や携帯電話など今の社会との乖離も大きく違和感がある。しかし、大人になってわかるガルシアの気持ちなど新しい発見もある。

もう一度観たおかげで、クリエイターの意図とする「ニュータイプ排除」「子供時代からの卒業」「終戦」というチェンジに、「ガンダムからの卒業」という意図しない変化が僕の中で加わった。

「思い出の中で一番かっこいいザクとガンダム」でした。

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ぼくらのモビルスーツ

戦争をまだ知らぬ無邪気な少年が戦争とはどういうことなのか
それを理解していくというのがストーリーの主軸になっていますが、
このアニメの素晴らしいところはバーニィが帰還してから
「少し遠くにある兵器や戦争」から「僕らの戦い」へと変わったところです。

その時ザクはMSであるザクからぼくらのスーパーロボットザクへと姿を変えるわけです。
だからこそバーニィやザクに強く感情移入することができ、
量産型MSで壊れかけで武装も乏しいザクが最高にかっこよく見えるんです。

ただスーパーヒーローではあるけれどもそこはハッピーエンドではなく
戦争の無常さ理不尽さを再び持ってきて、最後には一人戦争を理解したアルの涙で
閉めるという娯楽的要素だけで終わらない点もまた締まりがあって良いと思います。

タイトルの通り「戦争」を「ポケットの中の戦争」
として表現することに成功した素晴らしい作品だと思います。

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