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クジラの跳躍

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美しくも温かみのあるイラストレーションと
滑らかな3DCGが溶け合う
誰も見たことがないガラスの映像詩…

絵本作家であり映像作家でもある“たむらしげる”の「銀河の魚」に続く原作・監督作品第2作目。ガラスの海に住む老人は、ある日クジラの跳躍に遭遇する。時間速度が異なるこのエリアでは、しぶきは美しいガラス玉となり、クジラの跳躍は空中に静止したかのように見える。半日かけたクジラの跳躍は、集まった見物人たちに、失われた波の音や安らぎの星の旋律を思い出させる。そして、老人にも忘れていた記憶が甦り……。

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(C)1998 たむらしげる/バンダイビジュアル

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関連作品

ファンの声(9件)

不思議や不思議

25分間の感動作でして白いお髭のお爺さんは今は亡き永井一郎氏が担当してストーリーを引きつけてとにかく面白く描かれ小学生でも観れるオススメな一作です。(⌒-⌒; )

良かったです。

公開時、映画館に観に行った作品でした。たまに思い出して観たいな〜と思ってたのですがなかなか機会がなく…配信で久しぶりに見られて嬉しかったです。水の表現、クジラの目…ホント綺麗…。可愛らしさと、何か不思議な、何かを暗示してるようなお話にも引き込まれてしまいます。私もこの世界の住人になりたいな。

夢を見させてくれて、夢から覚めさせてくれる

ガラスの海の半日掛かりのクジラの跳躍を
見物人たちと同じように見てるような感じが良かったです
また、最後に同じクジラの跳躍が一瞬の間だった双眼鏡の少年に
ハッと我に返されるのも良かったです

私にとっては【癒し】

ジャンルを決めちゃいけない独特な世界観で描かれた作品。
敢えてアニメと言及せず作品としたい。

日常の度重なる理不尽な出来事によって擦り切れそうになる心に
一服の癒しを染み込ませてくれる。
イラストも音楽もストーリーも。

気持ちが折れそうな夜、寝る前に必ず見たいと思った。
この投稿を終えたら早速DVDを購入しようと決めまた。

バンダイさん、素敵な映像ありがとう。

癒される

ゆっくりしたお話。もし続きがあったらみたいですね〜。

たまにはこういうのも良いかも

あまりこういうことを考えるべき作品では無いのかも知れないけど、
あの人達は一体何者と思わざるを得ない。

恐らくは数千倍に引き伸ばされた時間を生きる人々。最後の方で
老人が思い出した、かつて乗っていた「ゴンドワナ」と言う船の
暗示的な運命からすると、恐らく彼らは海で命を落とした人々。

海で命を落とした人々は生者の世界のすぐとなりで、でもその生きる
時間の速度ゆえに交わらず、今もゆったりと生きている。

鯨の跳躍に伴う束の間の祭りのあと、彼らが各々に帰って行く先は
どこなのだろう。

ネタバレあり

穏やかでゆったりとした時間

清々しく美しい映像の短編作品。作品の中の静かでゆったりと流れる時間が優しく、心地よい。
ストーリーを追うのではなくその作品世界にそっと浸かって楽しみたい、そんな作品。

歩いてみたい

この世界に行ってみたい。そしてこの人達と話してみたい。そう感じさせてくれる作品です。

動く絵本

緩やかな音楽と語り口に鮮やかな色彩。
非日常的な光景が日常的に平穏に語られていく様は絵本を読んでいく感覚でした。
素晴らしい作品に出会えて良かったです。

見どころ

その作品は近代美術からも注目されているクリエイター・たむらしげるが原作・監督・脚本・イラストレーションを手がけた映像作品。時間の流れが他と異なるその海では、しぶきすらも美しいガラス玉となる。そのガラスの海で繰り広げられるクジラの跳躍は見物者たちの失われた記憶を呼び覚ます。物語はさまざま時間の流れが交じわり、透明感溢れる映像が展開。清涼飲料を飲むような感じで、心に渇きがある時は何度でも観てみたくなる作品だ。オススメの楽しみ方は、市街地などで、モバイル機器を使って鑑賞すること。実在の空間に本作の映像がはめ込まれた不思議な風景はちょっとした異世界旅行を味あわせてくれる。(アニメライター:川田鉄男)

スタッフ・キャスト

スタッフ
監督・原作・脚本・イラストレーション:たむらしげる / 原作本:「クジラの跳躍」メディアファクトリー刊 / 3Dビジュアルディレクション:加藤慎也 / プロデュース・ディレクション:潮永光生 / CGアニメーション・イフェクト:森泉絵里+長鳶義道+古都 祥 / CGアニメーション・イフェクト:長谷部哲也+林 直樹 / 音楽:手使海ユトロ / アニメーションプロデューサー:上田明美+プロジェクトチーム サラ / アニメーション:大島りえ+柏木響子+富田悦子 / サウンドデザイン:染谷和孝 / 制作:愛があれば大丈夫 /

キャスト
ナレーション:永瀬正敏 / 夢を見た男:利重 剛 / 少年:小笠原健人 / 画家のR:三谷 昇 / 老人:永井一郎 /

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