ここがみどころ
「魔法少女リリカルなのは」、「月詠 -MOON PHASE-」など美少女系作品の監督として定評のある新房昭之の監督デビュー作。メカと美少女という王道的な組み合わせながら、物語の根底にはスポ根路線が貫かれており、13本の大河ドラマとしても見応えのある内容となっている。今日の格闘技ブームを先取りした内容から「早すぎた作品」ともいわれており、その魅力は今日においても色褪せることはない。またキャラクターデザイナーとして参加した本田雄も本作がデビュー作で、後に『千年女優』などのキャラクターデザイン&作画監督をつとめており、そうした後に名を馳せるスタッフの才能の片鱗をみられるのも大きな魅力となっている。【アニメライター 川田鉄男】