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クチコミ★ファンの声

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nadaさんのコメント (16件)

機動戦士ガンダムUC」へのコメント≫コメント215件をすべて見る

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  • 2016/05/15 11:15

ネタバレ個人的な趣味のお話①

(見た限りに於いて)個人的な趣味のお話を書かせて頂きたい。
それは、解釈という意味に於いて、個人的な「たわごと」である、と強調する。

説話的、神話的な構造を持つ。この作品はプロップの『昔話の形態学』やキャンベルの『千の顔を持つ英雄』であり、レヴィ=ストロースの『神話の構造研究』の一つであり、ラカンのいう「喪失と回復」の物語である。
それは、通過儀礼の加入礼的な色彩を持つ「死と再生」の物語でもある。手塚治虫氏の『どろろ』、高畑勲氏の『太陽の王子ホルスの大冒険』から、『宇宙戦艦ヤマト』、初代の『機動戦士ガンダム』、宮崎駿氏の初期の作品群、『ラーゼフォン』、『エウレカセヴン』等、数々の名作を生み出した系譜に繋がる構造を持つ物語でもある。(敢えて言うが、構造とその作品の持つ「本質」は異なる、○○の真似などという輩は論外である)
この系譜に新しい名作が加わったと思う。
メッセージは確かに伝わった。

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この素晴らしい世界に祝福を!」へのコメント≫コメント28件をすべて見る

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  • 2016/02/28 03:06

ネタバレアンチテーゼとしての「このすば」?

『灰と幻想の・・・』が異世界物語のある意味現実性(リアリティー)という表現であるとしたら。
『このすば・・・』はアンチテーゼしての異世界物語だろうか・・・

お話は中盤を過ぎたが、主人公達は冒険初心者の町から魔王を倒すための冒険の旅に赴こうとはしない。(思うに、ずっと居着いてしまうのでは?)逆に、昔の、ロボットアニメの法則のように世界征服を狙う敵役が世界征服をせず、御苦労なことにわざわざ出向いてくる。(最終的に、魔王自ら冒険初心者の町へやってくるのではなかろうか?(妄想))
兎にも角にも、彼らの生活はとても楽しそうである。なぜ、艱難辛苦の犠牲と試練の冒険を踏み越え、魔王を倒す旅をしなければならないのか?
仲間の駄女神・厨二魔法使い・強被虐嗜好騎士といい(三人ともとても気に入っている)主人公共々そのダメさとゆるさがとても心地良い。

ぐちゃぐちゃ言っているが・・・要するに、笑えるのである。

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灰と幻想のグリムガル」へのコメント≫コメント43件をすべて見る

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  • 2016/02/14 23:17

ネタバレ「灰と幻想」

#1の冒頭の戦闘場面でマナトが「命のやり取りなんだ!みんな、これは命のやり取りなんだ!俺たちも、相手も、ゴブリンだって真剣なんだ。これ以上ないくらい真剣勝負なんだ!どんな、生き物も死にたくないだろ。」と、仲間を叱咤する。異世界物語(ファンタジー)であれ、ヴァーチャル・リアリティー(ゲーム世界)であれ、従来の剣と魔法と冒険のこの手の物語とは違和感を感じる。仮想現実世界、「仮想された(現実=リアリティー)」が一つのテーマになるのではないかと妄想する。
そして、#4まで見て「灰」は”ashes to ashes.dust to dust"(灰は灰に、塵は塵に)ということ、つまりは異世界での灰=死という幻の「現実(リアル)」を妄想させる。丁寧に作られた作品、本当に素晴らしい。

個人的には・・・

灰と落ち灰と消えにしわが身かなグリムガルのことは幻の幻想(秀吉辞世の句・改変)的なお話と妄想する。

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シュヴァリエ」へのコメント≫コメント4件をすべて見る

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  • 2015/03/16 00:10

ネタバレMonsier de Paris,Chevalier

喪失と回復の物語である。そして、どんなに複雑な筋の物語でも多くはその変奏としてみられる。思えば、多くの物語は何かの不在や喪失から始まり、代替物となる新しい「何か」を探究するお話となることが多い。大デュマの『ダルタニアン物語』のオマージュの作品のように始まるこの物語は血沸き肉躍る冒険と謀略と謎で最後まで惹きつけられる。最初は、だれが、ポトスでアラミスで敵役のリシュリューなんだろうと、わくわくした。しかし、それは現代的に味付けられた『三銃士』だった。「朕は国家なり」という王政。個が国家を表すものから、「自由・平等・博愛」という権利が個人個人に認められた時代に移行する先触れを表すように。その謎や誇りや愛や義務のために自由意志をもった登場人物が各々の役割を全うし、歴史の流れの中に消えてゆく。喪失は、さらなる大きな喪失へと向かい、その「回復」は大きなタナトス(滅び)へと向かう・・・これは、名作。

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ユリ熊嵐」へのコメント≫コメント2件をすべて見る

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  • 2015/02/19 00:29

ネタバレ寓話性・異化=イクニ戦略?

ああ!わからん!
多分、それでいいのである。誰もわかりはしないのだ。
前作のピングドラムと同様、寓話性が強い。ただ、「透明な嵐=排除」であるそうな。

前作同様フォルマリズム的な「異化」、象徴的な出来事を「前景化」し具体的なものを「後景化」してる。

前作は「何者にもなれない者」、ある心理学者のいう「永遠の少年」。ある宗教団体が引き起こした事件をもじって(エヴァ同様)大人になれない者の「罪と罰」だった。(と、勝手に解釈した)

#1の「断絶の壁」はポーの『赤死病の仮面』を妄想したりした。病が蔓延する中、城に閉じこもった人々が饗宴にふける中、赤い死が仮面をつけて城内にまぎれむ。というお話である。

寓話性と異化は受け手に膨大な無規定箇所を与え。様々な解釈の余地を与える。「さあ、お好きに解釈なさい。色々な見方が出来ますよ。物語は一つではないですよ。」という風に。

これも、「赤と白」のお話?

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まおゆう魔王勇者」へのコメント≫コメント61件をすべて見る

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  • 2014/12/09 01:13

続編希望!

 「丘の向こう側の景色」というメッセージが素晴らしい!
その向こう側に到達するには、その意志を持つ全員でなければ到達できないというOPのメッセージも大好物!
 都市の発達、貨幣経済の発達、農奴制の崩壊、宗教改革、活版印刷等、15~16世紀辺りの中世後期のヨーロッパ辺りの史実を基盤にして描かれるファンタジーというよりは人間ドラマ。魔王・勇者というから戦闘場面を期待する向きも多かろうが。(戦闘場面を極力控えめにしているように見える。)小生はその根底に流れるヒューマニズム(魔族はデーモニズム?)にとても共感している。

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