バンダイチャンネル
「思い出して、があったころのことを」
1万2千年前の想いに応え、繋がったのは欠けたこころ。太陽と月と火星が出会うとき、新たな合体の調べが流れる――!
湘南の海に浮かぶ小島、江の島。美しくのどかなその浜辺に、〈私立江ノ島学園〉はある。
学園には、全国から優秀な子どもが集められ、最新の機器を使った英才教育が施されていた。
特殊強化クラスの生徒〈エレメント〉に選ばれたサッコ、リミヤ、トシは、
感情の力で動く戦闘機〈ベクターマシン〉の操縦を命じられ、謎の侵略兵器〈神話獣〉との戦いを余儀なくされる。
戦いのさなか、不可思議なヴィジョンに導かれ、サッコは叫ぶ――。

「想星合体!GO、アクエリオン!」

繰り返される輪廻の果てに、現れた機械天翅アクエリオン。
宿命を背負った少年少女は、得体のしれない団体〈宇宙たまごの会〉や大人たちの思惑が交錯する中、
この宇宙の真実と向き合っていくことになる……。
これは、おのれの感情と宇宙の存亡を賭けて紡がれる、壮大な愛の神話。
「想星アクエリオン」の配信を記念し、原作者と監督に特別インタビューを敢行しました!
本作の企画段階での秘話や、作品に込めた想い、さらには視聴者へのメッセージをお届けします。
河森 正治
アニメーション監督/メカニックデザイナー/
ビジョンクリエーター
2025年 大阪・関西万博 テーマ事業プロデューサー
糸曽 賢志
アニメーション&映像監督
大阪成蹊大学 芸術学部長・教授
『想星のアクエリオン Myth of Emotions』という企画はどのようにスタートしたのでしょうか?
また、作品にどのような思いを込めて作られたのか教えていただけますでしょうか。
今回の企画は数年前、アクエリオン 20周年に向けて、何か新作が創れないかというところからスタートしています。
アクエリオン シリーズの発端としては、現実の戦闘兵器としてはまったく役に立たない人型巨大ロボットに、何故自分たちは魅力を感じるのだろうと考えていった末に、神話の巨人に行きつきました。
そして、1万年と2000年前から続くSOUSEIの書には複数のマルチバースが有ると考え て、ひとつ目の、『創聖』からはじめて『創星』、『双星』、『創勢』『創声』、そして今回の『想星』に至ります。
また、現代社会はテクノロジーの進歩で人類としての力は増大したけれど、人間個人としては弱くなっているにではないか?
神話の時代のような、気高さや感情のダイナミズムを、“合体”によって呼び覚ます事は出来ないか、、、?そんな願いを、アクエリオン シリーズには込めています。
『劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!』(2021年)に演出として制作に携わったことがきっかけで河森さんとお仕事をさせていただき、「アクエリオンに興味はありませんか?」とお声がけ頂きました。ただ、当時は監督でという話ではなく、これから企画を動かす段階でした。その際、当時私が考えていた技術的なアイデア「実写で撮影するVコンテ」や「グラフィカルテイストな戦闘シーン」などをお伝えしていました。そういった強い想いやアピールがきっかけで監督としてのご依頼をいただけたのだと思います。
また、『アクエリオン』というシリーズには守るべきルールがないので、各作品の監督には自由に世界観を創造してもらって良い、と伺ったので、原作をリスペクトしながら、私なりのアクエリオンを紡いでいきました。
スタッフについても「やりたい座組があれば、いったん提案してみてください」というお話をいただいたので、私自身が尊敬する方々に自ら声がけしてチーム作りを行いました。
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今回の作品におけるご関わり方について、スタッフリストでは河森さんがスーパーバイザーを
務めていらっしゃいますが、具体的にはどのような形で作品に関わられているのでしょうか。
今回は、まず原作側としてのストーリーコンセプトを作成し、そのあとはシナリオ打ち合わせに参加して、参考意見を言ったりというスタンスです。
『アクエリオン』シリーズ20周年記念作品として、前作では「文字と声」というコンセプトが
注目されていましたが、今作では「欠けた心」というテーマが扱われているようです。
こちらのテーマを選定頂いた経緯をご教示いただけますでしょうか。
アクエリオン はもともと、合体ロボットアニメではなく、『合体』アニメーションをコンセプトにしています。初代の創聖でも、ひとりひとりのエレメントのユニークな個性が合体する事で強くもなれば弱くもなってしまう、、、、。そんな合体のダイナミズムを探究してみました。そして今回も、なんのために合体するのかをいろいろ考えた末、欠けた感情を取り戻すためにすれば、いろんな感情ドラマが描けるのでは?というコンセプトを発想しました。
企画にお誘いいただいた時点で、河森さんから、新作では「感情」をテーマにしたり、舞台を「江の島」にしたりといったアイデアがあるというお話は伺っていました。ただ、河森さんからは「監督として新しい方が立つなら、自由に作ってもらって構わない。その上で、私のアイデアと合致する部分があれば、ぜひ汲み取ってほしい」というお言葉をいただけたのを覚えています。「合体」により「足りない感情が埋まる」という設定は、とても面白く料理できそうな予感もしましたし、私自身のオリジナリティも発揮できそうな気はしました。キャラクターは企画の段階ではまだ何も決まっていませんでしたが、1万2千年前の「前世」での因縁が現代に影響を及ぼすという設定で「永遠の愛」というテーマを現代社会における「愛」の形を見つめなおすような、新しい視点も取り入れて制作しています。
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作品発表の際、新しいアクエリオンのメカデザインについて「原点回帰のようだ」との声がありました。
一方で、キャラクターデザインについては「これまでのシリーズとは異なる印象を受ける」との声も寄せ
られています。こうした作品の変化と不変について、お考えをお聞かせいただけますでしょうか。
メカについては20周年なので一度原点回帰をという意味もあって、合体変形デザインは初代を踏襲しつつ、色やディティールなどのスタイリングを新たに施しています。
キャラクターは、はじめて見たときは衝撃でした!それと同時に、監督の糸曽さんの革新的なプランやチャレンジスピリットが感じられて、新しいアクエリオンがとても楽しみになりました。
私の中で『アクエリオン』は、3機のベクターマシンが合体し3種類のアクエリオンになる、というイメージが強かったのと、初代アクエリオンという神話があったからこそ、後のシリーズがあるという想いが根底にありました。そこで、今作は初代を原作と捉えて私なりに新しいアクエリオン神話を紡ごうとスタートしたので、メカデザインも初代に近いデザインが一番腑に落ちたのを覚えています。実際、河森さんからデザインが上がってきた時は感動しましたけど。また戦闘シーンに関しても、最初の指針を決める際には河森さんにご協力いただいてアイデア出しをお願いしたので、アクエリオンらしさは追求したつもりではいます。
またキャラクターに関しては、インパクトのある尖ったものにしたいと考えてあのデザインに落とし込んでいます。キャラクターに合わせて背景美術のデザインも通常の商業アニメとは異なるテイストを持ち込んでいますし、アクエリオンにも影部分にスクリーントーンのような模様を入れたりインパクトの瞬間にグラフィカル表現を盛り込んだりして、ロボットアニメだけど全体的に「オシャレさ」を追及はしました。また脚本もキャラクターデザインを見たうえで当て書きをしているので、あのデザインだからこそ伝わる神話になったと思っています。また過去神話編はメインキャラクターたちの前世を描いていますが、そちらは絵画のようなテイストの3DCGで表現することに挑戦しています。現代編とは全く違う異質な表現が「合体」することで一つの世界を構築できるのも『アクエリオン』という原作ならではだと私は思っています。
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最後になりますが、河森さんおよび糸曽監督、それぞれから作品のファンの皆様に向けて
一言お願いできますでしょうか。
今回のアクエリオンでは糸曽監督をはじめ
新しいスタッフキャストのチカラを合体させて、新たなる神話を産み出して行きたいと想っています。皆さまの熱い感情も、ぜひ合体お願い致します!
誰もが当然のように持つ「感情」の一部が欠けていて、「合体」によりその失われた感情が埋まるとしたら、人は何を想うのでしょうか。そしてそれがすべて「1万2千年前」に起因していたとしたら、人には何ができるのでしょうか。今作は「宇宙を揺るがす壮大な愛の神話」です。ぜひ最終話までご覧ください!
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    そのような行為が発見された場合はご返却いただく場合がございます。
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キャンペーンは終了致しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。