
“ゴジラ”と言えば、怪獣、そして日本特撮の代名詞的存在! 今回は、そんなゴジラの中でも、1999年~2004年に作られた作品、“ミレニアムシリーズ”にカテゴリーされる2作品をフィーチャー。2014年はハリウッド版も上映予定と、あらためて脚光を浴びているゴジラだけに、まずは国産ゴジラをチェック!

- 95年以降、ハリウッド版『GODZILLA』の公開をはさみ、制作が休止していた「ゴジラ」は、99年の第23作『ゴジラ2000 ミレニアム』で復活し、新世紀のゴジラ像を模索し始める。ミレニアムシリーズと呼ばれる、この新ゴジラの世界観は、それまでの既存の作品をリセットする形で、各作品が、54年の第1作の続編的な位置づけになっているのが特徴。その中で唯一、『ゴジラ×メカゴジラ』と『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』が、連続した大型活劇的な構成となり、注目を浴びた。
作品ごとにリファインされている新デザインのゴジラは、現代文明に対する地震や台風といった自然災害と同様の脅威として設定され、それに対応する自衛隊とのバトル・アクションに主眼が置かれている。映像面でも、これまで培ってきた伝統的な「特撮」を、CGやワイヤーアクションといった新技術を投入したことで格段の進化を遂げさせ、スピーディかつ大胆な画面構成を実現したのが、このミレニアムシリーズなのだ。
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