一見子供向けの変身魔法少女物ですが、その実は「物語執筆途中で死んでしまった男の怨念に取り込まれた町で、登場人物にあてはめられてしまった人々(?)が悲劇好きの作者の想いと運命に抗う」というメタなファンタジーです。
バレエやBGMに使われるラシック音楽の背景やストーリーが、物語と絶妙にマッチしていることも特徴。
バレエの所作も美しく、踊りそのものが進行上のとても重要なメタファーとして取り扱われています。
本放送時A,Bパートが分割放送されたせいか、中盤多少物語がもたつく感がありますが、18話から盛り上がり始め、23話の頃からは怒涛の展開で、目が離せません。
現在、DVDの入手が困難なのが非常に惜しまれます。
U局の限られた地域でしか放送されず、マイナーですが、9年たった今も、根強いファンが存在します。
再放送、再ソフト化で、再評価されるべき作品です。
http://bit.ly/flSDhw