我がミケーネ帝国の強大さ。特にOPで日本に侵攻する超人型戦闘獣軍団の描写は目に焼き付けるべきシーン。
『カイザー』、そして『Z』本編を意識しまくったもりもり博士の死…いいよね。

そしてタイトルにもしたこの件、七大将軍の事だがよくやった。
あれだけ活躍したら『グレート』本編での薄味加減の元は取れた(？)。
ただ獣魔さんやゴーゴンを除いた諜報軍の面々の不在、被り気味の七大将軍のキャラ設定が惜しい。
不在面子に関しては労力や尺の問題もあるが、七大将軍のキャラは何とか出来ただろう。
ライガーンとハーディアスが口調被ってるのは何が狙いなんだ。

マイナス星1。

途中から、なんかデジャヴがある、と思ってました。
昔、「マジンガーＺ対暗黒大将軍」という作品がありましたが、大筋、その焼き直しですね。
同じキャラなら、リメイク版は解かるんですけど、なんで新しいキャラで作るんだろ？
細かい所が違うと言いたいのかも知れませんが、お金と時間をかけるんですから、「これはすごい」と言わせるような作品を作ってほしかったです。

マジンカイザーの戦闘が見たかったのにラスト10分くらいまで登場しない。
やっと戦闘かと思ったら暗黒大将軍以外技1発で終わりて・・・
残念すぎるけどマジンカイザー自体は格好良かったのでぎりぎり星2つで(；´д｀)

重いわりにあっさりしていて、不完全燃焼感があります。
ただ内容自体は王道で良かったと思うので、もう少し中身が詰まってればなぁと。

実質2日の物語だというのに人が死にまくる展開には納得しがたいものがあります。
せっかく前作で確立したマジンガーチームがあっさり壊滅するなど、個々のキャラクターの扱いがとにかく雑。ゴーゴン大公をはじめとする敵陣営についても全く同じ事が言え、そこまで惨い扱いなら「出すな」と怒りたくなります。
マジンカイザーの無敵の強さは言わずもがななのですから、その分ドラマパートを丁寧に作り上げて欲しかったと痛切に思いました。