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老人Ｚ
自動看護ロボ vs 戦闘用ロボ！
大友＆江口がクリエイトする、
リアルかつユーモラスなSFアクション!!
実習で独り暮しの老人の世話をしている看護学生の晴子。ある日、厚生省が高齢化社会へ向けての新事業『Zプロジェクト』を打ち出した。コンピュータ搭載の老人介護用全自動看護ベット・Z-001号機は、食事などの介護はもちろん、テレビやラジオを完備し、患者を孤独から解放するという画期的な機械だった。そのモニター第1号に晴子の世話していた高沢老人が選ばれるが、Zによって介護されている高沢老人を見た晴子は、彼が機械にがんじがらめにされている姿が痛々しくてならなかった。だが、学校に戻った晴子はパソコンを埋めつくす「HARUKO」の文字を発見し、高沢老人のもとに急ぐ。その時、彼女に呼応するように、突如Zが暴走し始めた！
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(C)TOKYO THEATERS CO.,INC.／KADOKAWA SHOTEN PUBLISHING CO,.LTD.／MOVIC CO.,LTD.／TV Asahi／Aniplex Inc.
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ファンの声(2件)
古き良き作品
老人介護にSFロボット要素をパロディ的に組み合わせた異色作。
介護と言っても近年の社会問題的な陰鬱とした空気はなく、バブル期特有の底抜けに明るいものであり、ストーリーの本質もたいへんシンプル。
なによりスタッフ陣が大変豪華で、シーンごとの作画を眺めるだけでも楽しめてしまう。
日本アニメ黄金期の作品として、そっと評価されて欲しい。
はちゃめちゃ感が堪らない！
およそ３０年も前の作品。
ですが、面白かったです。
それにしても一体全体、主人公は誰なのでしょう？
成る程、あのお爺ちゃんや看護実習生さん、出番がとても長いのですが、
その他の主要な登場人物たちも（「人」以外も含む）、皆活き活きして居て無駄が無い！
多分、そう言う処が、面白い理由かも、、、
見どころ
ブラックユーモア漂う「老人医療機器の暴走」という大友克洋のコメディ原作（書き下ろし）を江口寿史のキャッチィでポップなキャラクターで彩り、後に『BLOOD THE LAST VAMPIRE』を撮る北久保弘之が監督として手堅く演出してまとめた佳作である。他にも『東京ゴッドファーザーズ』の今 敏や『人狼 JIN-ROH』の沖浦啓之など、後にアニメ史上で重要な長編を監督する才能が結集し、後の10年を決める梁山泊的な現場でもあった。1991年の作品だが、現在では老人介護問題はより深刻となり先見性も感じる。見どころは、大友的でサイバーでもある自己増殖する介護機械、第６世代コンピュータ「Z001号機」の描写。笑いがほろりとしたところに収斂していく作劇もうまい。【アニメ評論家・氷川竜介】
スタッフ・キャスト
スタッフ
原作・脚本・メカニックデザイン：大友克洋 ／
キャラクター原案：江口寿史 ／
製作：吉田政好+角川歴彦+高橋豊+松尾修吾 ／
企画：肥田光久+有吉 司+井上伸一郎+沢登昌樹 ／
プロデューサー：野村和史+風間康久 ／
監督：北久保弘之 ／
音楽：板倉 文+小川美潮 ／
作画監督：飯田史雄 ／
美術監督：佐々木 洋 ／
音楽プロデューサー：福岡智彦 ／
宣伝プロデューサー：桑原照美 ／
制作：A.P.P.P ／
キャスト
高沢喜十郎：松村彦次郎 ／
三橋晴子：横山智佐 ／
寺田卓：小川真司 ／
長谷川良彦：近石真介 ／
前田清：辻谷耕史 ／