50分という劇場版としては短い時間の中で3つの作品に分かれています
ラビリンス*ラビリンス⇒走る男⇒工事中止命令 の順で物語が移り変わっていき、独特な描写や世界観の作品となっています
個人的に一番感銘を受けたのが3つ目の大友克洋監督の「工事中止命令」でした
ある国でクーデターが起こり、政権が変わったことで前政権が計画していたとてつもない大工事が中止になる
現場に残されたただ一人の工員はロボットに工事中止命令を下すが、ロボットが命令を無視して工事をし続ける
その中で工員とロボットたちとの共同生活が始まる…といったストーリでしたが…
途中で工員に出される食べ物にボルトが入っていたり最終的には機械そのものになってしまったり
その現場の監督が遺言で残していた言葉が怖かったり引き込まれる要素が満載でした
他のパートの演出や描写も非常に独特で、少し恐怖を覚えるもののとても魅力的な作品です