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ジャングル大帝(1989) 第十九章(25分)
生命
サバンナを行くレオの胸中には、森へ帰りたいという想いと、このままでは帰れないという意地との相反する考えが渦巻いていた。心身ともに衰弱したレオは、年老いた象に導かれて静かな森へ着く。老像はそこで静かに死を迎えようとしていた。象の死を看とったレオは、悲しみを振り切るかのように走る。やがて、その眼前に広大なヴィクトリア湖の景観が広がった。壮大な自然の中で生きる動物たちの姿に、レオはパンジャの森へ帰る決心をするのだった。