dvdとかいろんな媒体でみましたが、結末的にもう少し言及がほしい作品だと思います。
漫画通りの終りで、あの後にも続きそうな感じで終わりました。
実際、本当の怪物は人間なのだと言っているような感じの最後でした。
人は都合のいいことだけを覚えている、嫌なことは忘れていく。
ヨハン自身、思い出す過程で最悪なことをしてますが、善悪を取り払う方法があったなら
それすらも何も感じないただの自分探しでしかないので、人間の善悪なんて本当は薄っぺらいものだと
感じさせられます。
こう言う心理描写の多い作品は珍しいので、作風もこってて面白いです。
内容的には海外ドラマ風ミステリーっぽいです。

千と千尋にも使われ、そしてジブリのゲド戦記でも自分探しがテーマとなっている。かなり混みいった心理描写と、殺戮の旋律が支配するところが多いが、その底流にはあまりにありきたりの名前探しがある。何故名前探しなのか、という点では、残念だが表面的でもある。名前探しをテーマにせざるを得ない現代日本の幼児性、とも言える作品であろうか。

自分が今まで見たアニメや読んだ小説などと異質です。続けて２回見ても作者の意図が図れませんでした。
深く引き込まれない代わりに浅く長く影響を受けそうです。
面白かったという以上の何かを見た気がします。
自分の中にモンスターを発見したい人にお勧めです。

７４話見て、この結末か・・・。答えを求めずに、自分で考えるのが好きな人には良いかも。

最後まで物語の緻密さが破綻しないのは、本当にすごい！！いい意味で裏切られっぱなし。見ている人間が登場人物の誰よりも情報を持っているのに、どんな展開になるのか見えない・・。登場人物の10年後が見てみたいと思うような終わり方も最高でした。何人か、死んでほしくない人がいましたが・・。モンスターは一体どこに行ったのだろう・・。