どんな話にも始まりと過程（沢山のエピソード）と終わりがあり、
そして終わり方（エンディング）にも色々あるのだと思います。
大団円、普通のラスト、最悪のバッドエンド、などなど

どんな人にも各々の「最高のリアル」があって、
どんな人間関係にも誤解やすれ違いが起き得て、
確かに、それらが多くのエピソードを次々に重く暗いものにしていきます。

しかし、登場する人物たちは、
よくそんな事を憶えているもんだと感心するぐらい、
些細な思い出も大事にしていて、
それが話の進行に伴って紡がれていきます。

またエピソードが重い分、
主人公たちが時折発する　
キザかな？キザだよ！的な数々の言葉や行動にも　ほろっとさせられます。

そしてそれらの積み重ねが、物語の最後に結実します。

私は、本作品が描く物語、良い話だと思います。

普通にゲーム原作の物の中ではとてもよくできていたと思います。ストーリーも伏線などちゃんとはってあり、続きを見たくなるような内容になっていたかと思います。ハーレム物や中二病ファンタジー的なものではなくこういう内容のがもっと増えたらいいのにと思います。

ただ難があるとすれば、ラストではないかと思います。ラストに関しては何となくみんな幸せになりましたよＥＮＤはやめてほしかったです。何も解決してないような…。

この作品はすごくいいと言える作品ではないですが、見て損はないですしちゃんと考えられる内容もはいっているいい作品ではないかと思います。

公式のあらすじや他の感想を見てもっと暗いお話と想像しましたが期待に反しました。
たしかに鬱っぽい話もあるけど、みんなトラウマを抱えながらも成長していくストーリーだと感じました。
まあ、1話から最終話までヒロインを追い込んでいくドS脚本には菜々香ちゃんが可哀想に思えたけど良い作品だと思います。