エロ妄想増大させて肉食系・ビッチ化の野望を持つ山田が、実際は小心者の緊張しいで一途なツンデレという「ややこしい設定」が笑えます。
意中の人といる時の尋常じゃない動悸の激しさに、頭ん中が真っ白でまともな言動ができないまま欲望開放とか、コッチが恥ずかしくなるくらいの初々しさ…。
山田の妄想(暴走)が話をかき回すけど、なんだかんだで王道の純愛・恋愛モノ。
恋愛イベントをきっちりクリアしようと意気込む山田と小須田の、必要以上の下準備~勘ぐり~気まずさ~自己嫌悪する感じがかわいらしいです。
妄想・下ネタだけで実際の恋愛にはほとんど絡まない作品も割り切っていておもしろいのですが、妄想だけで終わらせず、ちゃんと恋愛手順を実践していく本作品の初々しさもいいですね。