赤い絵の具を多用しているので発作をおこされる方はかたは止めたほうが良いでしょう。
しかし映像の美しさ及び、しっかり掘り下げたストーリーは必見です。
個人的な感想ですが、ひょっとしたら原作者も少年誌でなかったらこのような骨太の作品にしたかったのかな？なんて思いました。

『るろうに剣心』本編から遡り、剣心と巴の出会いから十字傷のルーツが明らかになる。
本作品は、緊張感の張り詰めた剣戟アクション、陰惨な時代背景、京都の生活風景など、綿密な描写が本格時代劇として評価されている。とくに背景美術が描く季節の変化には目を見張るものがあるので注目してほしい。四季を彩る背景は、草花や天候、祇園祭のような年中行事など多岐にわたる。場面の空気を醸し出すこれらの美術は作品のリアリティーを高めるとともに、剣心と巴の物語をより奥深いものにしている点で称賛に値する。

OVA登場時から何度か繰り返し視聴していますが観る度に良い作品だなといつも思います。
哀しいストーリーですが構成や演出が素晴らしいですね。
アニメ作品に多い戦闘シーンでの派手な演出やデフォルメも控えめで幕末のリアルなシリアスさが見事に描かれています。

実はるろうにシリーズは、あまり好みでは無いのですがこの追憶編だけは別格。大好きです。

っていうか、これが主骨格で、その他はすべて修飾物じゃね？の傑作中の傑作でしょ。原作の中でも、この場面に入ったとたんに、トーン変わってるからね。作者は一番描きたかったところを、ストーリー中盤に持ってきたんだと、勝手に当時は解釈してました

TVシリーズが不本意な形での打ち切りで終わってしまったためのOVA作品

どちらかというと、時代劇を意識したような作りになっています。

剣劇シーンはまさに圧巻の一言。

TVシリーズ京都編以上の出来に、スタッフも情熱を持って制作したことが伺えます。

リリーズされた時から言われ続けていることですが、問題はキャラデザに違和感があること。

時代劇を意識したためか、なんだか　のっぺりとした顔になっています。

こだわりがあったのかもしれませんが、原作ファンからすると　やはり残念でした。

剣心が不殺に至る前のお話で
容赦のない袈裟斬りや突きでバッサバッサ斬って
ヒロインも言っていますが血の雨が降ります
また、技名を叫んだり技のエフェクトや飛翔の如き跳躍なども無く
原作の少年誌的要素もバッサリ斬っていて
青年向けに変容していますが良い感じですし
ストーリーも古典的でシンプルかもですが、こいうの好きです

本作に対するコレジャナイ的コメントをされてる方が居ますが
これには自分も合点がいく所があり、ハートは控え目で４つにしました

ビックリしました。原作の面影はどこへ・・・？雰囲気は良かったんですけどね。

これを最後まで見てると、巴の気持ちになります。
剣心を抱きしめてあげたくなります。

そして、薫に出会えて、ほんとによかったなと・・・

星霜編を先に見てしまったんですが、剣心の人生が本当にあったようで、圧倒されました。
見放題になって改めて東京編からずっと見てきましたが、（ちなみに星霜編以降は今回初めてアニメで見ました）
人を斬りたくない、殺さない、でも逆刀にしても刀を持ち続けていた思いが実感としてやっとわかった気がします。

リアルタイムの当時は観念的にしか理解できてなかった…逆刀を持ち続けることを、つまるところ感傷的で矛盾としか思えなかった。

自分も大人になれたんでしょうか。

剣心にお疲れ様と言ってあげたいです。
見られてよかったです。ありがとうございました。

何度見ても色褪せない作品というのはあるものですね。
昔からもう何度見たか覚えてないけど、見終わった後、毎回「素晴らしい」と言ってしまいます。

感動しました
映像美です

あらためて見ると、日本人としてあたりまえだった描写が
実はとても独特なものだったと分かる。
とてもいいアニメ映画だと思います。

時代劇ものではこれ以上のアニメは存在しないでしょう
シリーズよりも楽しめました

ＢＤｂｏｘも発売された「るろうに剣心」のスピンオフ作品です。京都編で語られる剣心の過去、彼の左頬に十字傷を着けた巴さんとのお話です。テレビシリーズのおちゃらけた雰囲気は微塵もなく、鮮血の舞う血みどろの展開なのでお子様向けではありませんね。ＢＤｂｏｘに収録された通常版４話でそれぞれＯＰとＥＤがあり、しっとりと進むストーリーは見応えがあります。ファンならここで見なくてもＢＤ買っちゃうでしょうが…。個人的には４話を１つにまとめた特別版のほうが通して見れるので好きです。