第4話のヤシガニだけがやたらとクローズアップされる本作。
当時本放送で観ていたが「テレビアニメの作画なんてこんなもんよ」と気にも留めていなかった処、ネットを中心に大問題になって唖然とした記憶がある。
タイトルの通り色々な意味で丁度技術的な過渡期にあって、アニメ技術上見所もいろいろだ。
本放送時は従来のセル画撮影部とデジタル彩色部分がはっきりと判りかなり幻滅したものだが、今見るとたいした事は無いのかも知れない。宇宙船にCGを使用するのも当時として新しい試みであるが、改めて見直してみると意外と手描きパートが多かったことに気付かされる。結局フルCGにするより手描きの方が早くて確実だと言うことなんだろう。
どうでもいいことだが、監督が同じなのに『ロスト・ユニバース』と『ヘヴィーオブジェクト』では後者のCGに違和感を感じるのが不思議であるな。