ホームドラマです。

大昔は実写でドラマ枠で放送されていたような
そんな内容の、ほのぼのとしてしまうお話しです。

下宿での、みんなで１つの卓を囲んでの
食事の場面、あるいは、飲み会をしている場面、
大のお気に入りです。
私も暮らしてみたくなります。

いや、辛いことも大変なことも有りますが、
そしてその原因が下宿の住人だったりもするのですが、
シロさんのあの嬉しそうな荒い息が
全部どこかに持って行ってくれてます。

あの六畳間が、ドタバタで、ぎゃはは、、、ならば
この河合荘は、コメディーで、あはは、、、な感じです。

ハートフル・ギャグのジャンルでしょうか。微笑ましくて、ノスタルジック。原作はコミックです。この時点での既刊は5巻ですね。アニメは3巻あたりまで収録。とても忠実です。原作の作画もヒロインのアップが色っぽくて美しく、アニメでもココがポイントになっています。一見の価値あり。また台詞回しとキャラの使い方が絶妙。シモネタ、イジリネタの切れ味が抜群です。この辺りは昨今のライト系は隙が無いですよねえ。しかし本作が一味違うのは、女性原作の良さ。中二的、俺様的、空気がありません。昨今ではナイーブな少年心をクスグル話が多すぎて疲れますから。女性視点で描かれる女性心理というのは何だかほっとします。見終わって物足りなく感じる人は原作もお勧めです。私は見終わったその日に買っちゃいました。比較するとアニメ版は描写が若干エロティックで作画が緻密です。まためぞん一刻ほど話に動きは無いです。ほのぼのするための作品ですね。

「現代版のめぞん一刻とでもいえばいいのかな？」
…って言うコメント、その通りですね。
なんか、もどろっこしいやり取り。

多感だった青春時代を思い出します（笑）

余談ですが、長男に「惣一郎」と名付けようとして、大反対されました…何故？

「コミカルなキャラ画＆会話」と「まじめなキャラ画」の使い分けがいいです。

城崎くんのドM発言にも全く動じることなく、穏やかにサラっとS発言で接する管理人の住子さん、宇佐くんのウブ加減・動揺する様などなど、各キャラのやり取りが軽快で心地よく、「まじめなキャラ画」の時の独特なキラキラ感、表情の艶・質感はとても素晴らしいです。