原作の2巻の中程まででしょうか、少ない話数を丁寧に描いてもらった感じです。
話の中ではどんどん季節が進んでいき、季節ごとのおいしいシーンでいっぱいです。出来合いのものではなく、素材を自分で調理して食べることのおいしさが伝わってきます。
まあ、エンゲル係数高すぎだろ、とか、その絵面はシュールすぎる、とか、そんな場面もありますが、楽しい話に仕上がっています。
演出面では、もともと、食事のシーンが艶っぽかったり、表現が誇張気味なところがありましたが、アニメではいっそう強調された感があります。ときどきのカメラ目線も独特ですね。
それと、梅津さんのオープニングも見どころ。あの彩度の高い絵は、原作のカラーページに近い印象です。