好き嫌い別れるでしょうね。
原作好きな人は、満足できないかもです。
絵が綺麗です。
透過色の使い方など好きですね。
別の方の評に間の悪さがありますが、非日常的、非現実的な事柄に遭遇して感情が逡巡している様が詳細に表現されているからでしょうか。
リアリティに拘って作られたのかなと感じます。
先の読めない作品の楽しさって、自分の想定を超えくれるところにあると思います。
単に意味が分からないのとは違います。
原作を読んでいるので耐えられましたが、理不尽な出来事が目の前を通り過ぎていくだけ、そんな演出です。
人間の持つ悪意も善意も全部を垂れ流すだけのドキュメンタリーを、無造作に切り取って見せられている気がします。
それを狙って作っているのなら凄い作品だと思います。