この話のいい点は、可愛い女の子に一途に思われ、尊重され、特別扱いされることです。
シンプルですが、これがとても気持ちいいのです。
ハーレムものですが、ハーレムものにありがちな胡散臭さはありません。
アニメファン的には、よく見知ったような設定のつぎはぎ感が気になりますが、主人公の立ち位置がそういったものを追いやってしまいます。そのくらい主人公のあれこれが気持ちいい感じです(メインヒロインとの関係含む)。
他の女子との関係性もいいです。
5になりきれないのは、この世界を侵している事象にあまり切実感を感じないところ。つまり、そういったとこは書く必要ないって感じで、この世界観をひたすら楽しんで欲しいって感じの話かなと思いました。
でももうちょっと踏み込んでのめりこめる要素があったら嬉しかったです。
最初の設定解説で「面倒くさそう」と思いますが、そこを乗り切れば普通に楽しめると思います。