タイトルと主要キャラクターの設定が某軽音部アニメを彷彿とさせますが,本当にバイク好きの人が書いた漫画を原作としているため,パクリからパロディのレベルまで昇華しています.ギャグのキレもテンポもよいのでバイクに興味ない人でも笑って楽しめると思います.
そうそうたるバイク関連企業が作品の制作に協力していますが,いかんせんこの作品の登場は遅すぎた.20万~30万で若い人に手が出るバイクのラインナップは死滅状態,ビッグスクーターすら生産中止になる日本市場の有様.カブのようなビジネスバイクならいざしらず,この日本でバイク=自転車になる日も遠くないかもしれません.バイクはそもそも置く場所に困るしな.
とはいえ,自動二輪免許のペーパードライバのおっさんは,この作品を見てスーパーカブ110が無性に欲しくなった次第.あれなら現代日本でも趣味のバイクとして気楽につきあえるんじゃないか,とか.