童貞を卒業したいがために、押せばやらせてくれそうなヒロイン――八女ゆかなに土下座告白をする主人公。意外にもすんなり告白をOKされて……
ヒロインの八女(やめ)さんは見た目はイケイケのギャル。確かに一見すると簡単にやらせてくれそうだが、その素顔は純情でガードが固い。この辺りはラブコメなら容易に想像できるギャップなのだが、想像できるからこそ八女さんの内面の可愛さに全童貞(笑)はノックアウトされることだろう。
物語の筋自体はそんなにトリッキーなものはなく、王道的に進んでいくので安心してドタバタラブコメディを楽しむことができる。ラスト付近では、はじめての喧嘩からすれ違う二人だが、仲間の協力と主人公が男を見せて爽やかな余韻を残す終幕だった。
主人公、ヒロインだけじゃなく、周囲のサブキャラたちもしっかり物語を盛り上げてくれて、ずっとおもしろい全10話でした。