シーズン3パート2は話数こそ短いのですが、その中身は極限まで圧縮されダイヤモンドのように輝き、ブラックホールのように深い。
特に54話「勇者」は兵長vs獣、ミカサvs鎧、エレン&アルミンvs超大型と普通1話で描くような濃密なバトルを3つ全部ぶち込んでいて、もうこの1話だけで10万円払ってもいいくらい。カメラワーク、作画、声優さんの演技全てから尋常ではない鬼気迫るものを感じます。
「進撃の巨人」のアニメは1期から既に「日本のテレビアニメの水準を底上げしてしまった」と言われていますが、この3期はその自分たちで上げたハードルすら越えてしまっていると感じました。
こんな異次元のクオリティの作品が国営放送で無料で垂れ流されている現状、ただただ現場の皆さんに1円でも還元されますようにと願っています。