お笑い芸にも色々有って、ボケとツッコミの組合せは鉄板ですが、
相手のツボを、時に微妙に時に豪快に、外して廻るのもその1つ。
数字の大小が人間の上下を決める。
カースト制度が霞む程の過酷な設定に、目の覚めるような展開が用意された物語。
しかし、どうぞご安心下さい。
原作漫画も同じ芸当、いや系統の作風なのかは知らないのですが、
作画から、表現演出まで、作品を存分に愉しませて貰っています。
兎に角、私は、ちょっとした装置や機械の動作でも、その描かれる場面が好きでして、
例えば、同時期配信中の他作品、冒頭の馬車の緩衝器の動きがお気に入りなのですが、
本作、8話で登場して来る例の機械、もう少し丁寧に描いて上げても、と思うのです。