1話を観た段階で「なんだか暗いな」と思いましたが、SFロボットアニメであるにも関わらず、驚くことに話数を重ねるごとにどんどん暗くなります。しかしながら、チャーミングな高見沢秘書や意外とタフな大塚署長、もうこっちが主人公ではないかと思わせる苦労人の敷島博士など、魅力的な登場人物に救われて最後まで飽きずに視聴することができました。何かにつけ戦後のあれこれをアニメで語ろうとするところがあり、年のいったオタクが居酒屋で管を巻いているような印象は否めませんが、全話を通して視聴すると、金田少年の成長を見守ることができて感慨深く思えるような良い作品に思えます。