音楽系の作品はやはり、その主題となる楽器の『音』があってこそ。
三味線の音色を風景や情景で表現するところも秀逸。
ただ、演奏中にセリフや場面の切り替えがあって途絶える部分は…仕方が無いと分かっていても残念なところ。
個人的に原作は知らないが、読み物ではこの世界観は表現し難いかもしれない。
(主人公たちの生き方や成長などを辿るだけなら良いと思うが…。)
他には主人公やその周囲の人の訛りも柔らかい表現になっており、様々な作品によくあるような東北訛りをどんくさいキャラ表現に使うようなことも無く好感が持てる。
とりあえず一度は見て音を感じて欲しいと思える作品。