明るく爽やかな青春物語、躍動感と透明感のある絵、軽快な音楽など、すべてが美しく調和している傑作です。笑いあり、時に涙あり、観ているだけで自然と笑顔になれる、優しい作品です。

神は細部に宿る、という格言の通り、例えばピアノ演奏を天井から見下ろす場面では、ピアノ線が動いている様子まで描かれていて、ただ驚嘆するしかないです。描き込みがエグい！

主題歌の歌詞に「時間が止まれば、いいのになって思うよ」とありますが、視聴した感想がまさにそれですね。この作品をいつまでも見ていたい、そう思える名作です。特に最終回の盛り上がりは尋常ではなく、もう10回以上も繰り返し見ていますが、未だに胸が熱くなります。

健全な（？）作品ですが、脇とかヘソとか、一部マニアが歓喜しそうな描写もあります。露骨なエロはないですが、魅力的なお色気もバッチリ完備です（笑）。

凄くフェティッシュな作品ですね。原作者と監督は男だろうと推測します。

作画が確かに凄すぎるレベルで作画の凄さばかりに目が釘付けになりそうだが、それだけではない贅沢なストーリー。
明日の「のんのんびより」のような田舎ライフとか、ギター初心者の帰宅部女子が「けいおん」の唯みたいに頑張る回とか、「スケッチブック」の栗原さんみたいな野生ガールが登場したりとか、例えるならトッピング全部のせラーメンみたいな作品。
色んな作品の良い処を詰め込んだようで楽しすぎる。

ああぁぁ... 良いです。みんな可愛くて女の子たちの高原の学校生活が輝いています。本当に良かった。涙があふれます。秋や冬の風景も見てみたい！

初回から主人公のインパクトに心を持って行かれてしまいますが、男子不在の学校生活なので関係性がスッキリしているというか、主人公と接する各キャラの初々しさがいい感じです。
天真爛漫な主人公がノーガードで各キャラ（同級生）にぐいぐい迫っていくので、親密さ・打ち解けるスピードが半端ないですね。

各話で主人公はいろんなキャラ（同級生）とやり取りするのですが、毎回「魅せる一枚画」のクオリティが非常に高くて、通常のキャラ画とは逸脱した「可愛らしさ・エロさ」を魅せてくれます。

自宅はまるで童話に出てきそうな独創的な外観だし、主人公の感性も親譲りなトコがあるので、なんとなく「この親にしてこの子あり」って感じです。

明日ちゃんの天真爛漫な所がとても可愛いですね！時々大人っぽく見える描写が出るとドキッとします。ストーリーも分かりやすくて
一話を見て直ぐにファンになってしまいました。

作画とか音楽とか、では無くて、
いや、それらも勿論そうなのですが。

年輪を幾つも重ねた老木の捩れや蔭が魅せる渋さとか、
芽吹いたばかりの若葉が朝日に露を弾く爽やかさとか、
何と言えば良いのでしょうか。

校舎や先生達、父母兄弟姉妹、
そして、
それらに見守られる女生徒達。
何とも、綺麗！

日常的仕草の作画の柔らかさ、アニメ作品としてのメリハリ、アレンジもしっかり施しながら、柔らかな効果音を乗せて、高いクオリティでしっとりと見せつけてくれます。