千夜一夜の中、筋と結末を変えながら度々語られる指環の逸話を思い出します。
指に嵌め、ある動作をすると、特定の位置に居る人々の首が跳ぶ! 死を招く!
それを知らずに、手に入れて、試しに嵌めて、
そして、眼前で起きる事態に、周囲も自らも恐怖の底に。
大体は、その存在や使用法に関する知識を持った者が現れて、何とか対処しようとするのですが、
その者の人柄やその後の行為によって、周囲の対応や思惑によって、話は変わって行きます。
最悪の場合は、、、
勿論、王侯貴族が、色々と心得た上で所有しているお話も。
第1話
球面に沿って削られた建物とその内部、
真っ白になった街(この女子高生、三水を落としたのか!?)、
主人公の任の重さが、充分に伝わります。
そして、そこでは、本来、感情の移入が有ってはならない。
お薦め度は、期待も込めて、、、