序盤の話はラッシュデュエルというカードゲームを
わかりやすく覚えられるという点がベースになっていて、
非常に気楽に、楽しく見始められる作品。
前作の『SEVENS』では、『VRAINS』までのカードとはここがちがう！
というところをおしだしていたので、今作の方がある意味、
『遊☆戯☆王』そのものにふれたことがない視聴者に優しい内容になっている部分も。何より楽しい！

一方で、『SEVENS』の続編ならではの要素が、一風変わった形で盛り込まれているのも特徴。
前作キャラのそっくりさんは、個性的な宇宙人が出てくる作品なので、地球人を親しみやすくみせるための工夫なのかな、ぐらいに思っていたけど…
みつづけていくと、驚きが！特に３クール目から登場する「アイツ」は印象的なエピソードが多いです。
彼は主人公のユウディアスの恩人的な役割で登場するので、前作をみていない人でも、違和感なく観れると思います。

今作は主人公含めメインの登場人物として宇宙人がたくさん出てくるので地球人から見たら天然な反応やコミカルな行動等が前作より自然な感じになり大人でも観やすい作品になったと思う。全体的にシリアス要素は少なく過去の遊戯王作品ならハラハラするような展開もワクワクするような演出で前作に変わらず小学生くらいの少年少女に寄り添った内容となった。ラッシュデュエル自体も墓地からデッキに戻したりドローさせたりとカードの回転がより多くなり刺激的になった。デュエル内容としてはバトルフェイズ中の再召喚やタッグデュエルや２対１の変則デュエルといった現実で友達と遊ぶとき悩みそうな展開があり、エースモンスターのパワーでゴリ押す前作と違い上級モンスターの素のパワーは低めに追加されたカード達による強化や妨害が多くなり戦略性も上がり物語を楽しみながらより深くラッシュデュエルの遊び方を学べる素晴らしい作品となった。