一度、三途の川の手前まで行ったけれど(マジです)
地獄に行くのも「三途の川」を通るのかな…
恨みを晴らされた者が、閻魔あいの漕ぐ舟で地獄へ流されるシーン
で、ほとんどの回は終わっている。
しかし「恨んだ者」が地獄へと流される回が一度だけあった。
数十年前に呪いを掛けて相手を地獄へと送り、自分の寿命が尽きて
地獄へと流される。 その顔は穏やかそのものだった、この先には
地獄が待っていると言うのに… そして地獄で相手に会えるかな、
とこぼす。 人の心と言うのは、会わずに年月が経つと過去の憎悪
さえ薄らいでしまう物なのだろうか。理不尽な仕打ちへの呪いさえ
掛けた相手でも… 恨みさえ、時間は解決してくれる物なのか…
人間とは、心とは… 一体「正体」は何なのだろう…
自分を「見つめ直すきっかけ」になる作品と言えなくも無い。