この作品が傑作であることは中学時代に言い尽くした。リアルタイムでね。
アニメ化されたこの作品も、かつて映画化されたこの作品も、ぼくにとって大事な作品になる。
今回のアニメ化ではテーマが絞られていた。とくに、能力の暴走について。
シロエ、カリナ、トォニイ、マツカ、そして、ブルーとジョミー。
ブルーとジョミーは特別だった。暴走した能力をコントロールした。
そこに、このアニメの言いたかったことがあると思っている。
キース・アニアンは大馬鹿者だ。それは中学生の頃、初めてこの作品に触れたときから感じていた。
でも、だから、サムもスゥエナも彼とともにいた。
キースはどこまでも、人間だ。反吐が出るくらい。
この作品を読んで、40年近いときが流れている。
でも、この作品が語りかけるものは、今もなお、深刻だ。
受け継ぐ必要がある。