「日本人が想像する宮廷生活」みたいな感じなので、世界観は、かなりソフトです。その点はご安心ください。さらわれた薬屋の娘と、宮廷の宦官との出会いを中心に、物語が進んでいきます。まだ視聴途中の19話ですが、全体構成がうまく考えられていて、普通に楽しめる作品だと思います。登場する人物たちは、それぞれの生まれや立場で、自分を自分なりに生きようとしており、それらが折り重なったり、絡み合い、薬屋の娘が少しづつ暴いていくことで、人生の決着をつけることになります。よくあるラブロマンスに触れそうな部分を、少しずつ見せているところも憎い演出となっております。肩を張らずに見られる作品です。是非、ご覧ください。