うん 小佐内さん 怖いのは食べ物の恨みだけじゃあないよね?
ラパントラック、これまた演出や見せ方が独特な制作会社です。
シャフトは、独自一定の表現世界で物語を進めていく風ならば、
こちらのは、物語が虚実の世界を屢々行き来しながら進みます。
小市民を装う少女の本性を描く際に、その本領が発揮されます。
綺麗な作品世界の中で、
素敵で可愛らしい帽子や服装で、
とても印象的なヒロインが語ります。
「私ね、甘いものが大好きなの。」
「好きなのは、甘いものだけじゃあないよね。」
第1話から、何とも落ち着かない心持ちにさせられる作品でしたが、
見進める内に、段々とその理由が判って来ました。
この少女、人も喰う。
学園もの恋愛ラブコメのではなく、
雨月春雨の様な伝奇譚のヒロインこそ相応しい!
さて、結末・着地点はどうなるのかを含め、なかなかの見ものです。