時代を遡る事100年の昔、熾烈な覇権争いにあと一歩のところで破れ、人間界にその居城もろとも吹き飛ばされたマキシモフ家の若き当主デミトリ。かれはその闇の力で人間界を支配し、再び魔界に返り咲かんとその機会を伺っていた。そして100年。ある夜突然「謎の思念」が現われ、閉ざされていた人間界と魔界の扉が1世紀の眠りを覚まし開かれようとしていた。再び魔界の支配者たらんと闘いを挑むデミトリ。それを迎え打つ美しきサキュバス（吸精鬼）族の長モリガン・アーンスランド。魔界の新たなる覇権争いは、人間界をも巻き込んでかつてない壮絶なものとなった。戦乱に荒廃して行く世界を前に、半人半魔族の宿命を背負った闇の狩人「ダークハンター」ドノヴァンが魔剣ダイレクを手に遂に立ち上がったのだった。