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今、そこにいる僕
夕日に染まった煙突の上で出会った
少年と少女、そして世界の物語――――。
平凡な日々を生きるシュウは不思議な色の瞳を持つ少女、ララ・ルゥに出会う。仲良くなった二人の前に奇怪な機械が現れ、二人は五十億年後の未来へタイムスリップしてしまう。そこは戦争が日常となっているすさみきった世界だった…！
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(C)1999 丙tarty・AIC／Geneon Universal Entertainment.
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ファンの声(1件)
絶望、人死にすぎ、好き嫌いの分かれる作品
凄惨なシーンが多く、地上波では放送できなかったであろうWOWOWのアニメ。
衛星放送ということもあり、認知度はあまり高くないと思います。
暴力が支配する荒廃した遠い未来の世界、そしてその世界に不似合いな主人公シュウ。
シュウの放つ「がんばれ」という無責任な言葉は、時に人を勇気を与え、時に人を深く傷つけます。
だけどシュウは「がんばれ」をやめない・・・やめないんです。
やりきれない内容が続く中で、シュウの強さと明るさが視聴者の希望になります。
何の特殊能力も持たないけど、物事を深く考えてないかもしれないけど、真っ直ぐなシュウに憧れます。
監督は大地丙太郎さんですが、この監督のイメージとは大きくかけ離れた作品です。
楽しんで見ることは出来ないと思いますが、ぜひ多くの方に見て頂きたい。
見どころ
大地丙太郎監督が脚本家の倉田英之と組み、「戦争」を正面からとらえたシリアスドラマ。現代の少年シュウは、謎の少女ララ・ルゥとの出逢いによって50億年後へタイムスリップ。平和に生きてきた男の子が戦争を前提にした世界に放り込まれたとき、そこで受ける仕打ちとは……。注目は、ギャグを封じて人間性の暗部に挑んだ大地監督の気迫だ。狂王ハムドの圧制下で極限状態におかれた人は拷問を受け、おびえ、哀しみ、死以上の苦しみを感じることも多い。だが、同じような悲惨さが過去も現在も実在することを忘れてはいけない。すべては人の心にあるのだ。目の離せない暴力の果てに、人のもつ真の強さが輝いてくる。必見の問題作である【アニメ評論家 氷川竜介】
キャラクター
シュウ
本名、松谷修造。持ち前の単純な正義感で目前のことに全力で体当たりしていく。
ララ・ルゥ
謎の少女。胸に下げたペンダントには、地球の運命に関わる何かがあるらしい。
サラ
ララ・ルゥとそっくりなアメリカ人少女。ヘリウッドの兵士に捕らえられてしまう。
ナブカ
ヘリウッドの少年兵。故郷の村から誘拐され、兵士として訓練させられている。
ブゥ
ナブカの弟分的存在の少年兵。ナブカ同様、シュウを一目置くようになる。
タブール
ナブカと同郷の少年兵。ナブカをライバル視している。ハムドを崇拝している。
ハムド
ヘリウッドの党首であり、カリスマ的存在の狂王。世界全土の征服をもくろむ。
アベリア
ハムドの愛人。彼に対しては従順だが、ほかの人間には心を開こうとしない。
スタッフ・キャスト
スタッフ
監督：大地丙太郎 ／
シリーズ構成・脚本：倉田英之 ／
コンセプトデザイン：山崎健志 ／
キャラクターデザイン：大泉あつし ／
総作画監督：西野理恵 ／
絵コンテ：平松禎史 ／
美術監修：加藤 浩 ／
音響監督：田中一也 ／
音楽：岩崎 琢 ／
キャスト
シュウ：岡村明美 ／
ララ・ルゥ：名塚佳織 ／
サラ：仲尾あづさ ／
ナブカ：今井由香 ／
ブゥ：小西寛子 ／
タブール：陶山章央 ／
ハムド：石井康嗣 ／
アベリア：安原麗子 ／