本作の制作秘話や見どころ、
さらにはバンダイチャンネルユーザーに向けた
監督からのメッセージなど盛りだくさん!
- 柳沢テツヤ
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アニメーター、キャラクターデザイナー、
アニメ演出家、監督。
「勇者シリーズ」や「エルドランシリーズ」など、
数多くのロボットアニメに携わる。
『俺は星間国家の悪徳領主!』ではどのような思いを込めて作られたのでしょうか。
キャラクターの心情、とりわけリアムや天城は丁寧に描きたいと思います。シリアスなドラマ有り、コメデ
ィ有り、かわいい萌え有りと、肩の力を抜いてスカッと見られる活劇が基本ですが、でも最終回まで見終わ
るとちょっとだけ感動して ちょっとだけ心に残る… そんな作品になればいいなと思ってます。
アニメ原作物で、転生系&ロボット/メカ系の作品は珍しいかと思いますが、
原作を活かしながら、監督ならではのオリジナリティをどのような部分で出したのでしょうか。
ロボや戦艦はこの作品ならではの要素だと思います。どちらも3Dの渡辺哲也さんが素晴らしい仕事をされ
てます。そんな中で見得を切る表情(ロボにだって表情はあるのです!)メリハリのアクションなどは手描き
に切り替え作画ならではのカッコ良さも生かして行きます。
『俺は星間国家の悪徳領主!』のオススメポイント、見どころを教えてください。
この作品には外せないロボットですが、アヴィドを山根まさひろさん、ネヴァンをことぶきつかささん、
ゾークを森木靖泰さんと言った具合に本来一枚看板のスター達が分担してそれぞれデザインしています。
ちょっとこんな贅沢ってある?(笑)
これまで大変多くの作品を手掛けられておられますが、『俺は星間国家の悪徳領主!』をより楽しむために、
バンダイチャンネルユーザーにお勧めする作品を教えていただけますでしょうか。

フリーになってから最初の作画監督の依頼でした。今までのようなスタジオ通しての依頼じゃないのでここでヘタ打つと次は無いかもと一話一話緊張しながら挑んだ作品です。チーフ作監の本橋さんの作画がカッコよく随分刺激を受けました。お話も面白く好きな作品です。

まだ各話作監ごとに絵が変わっても多少許される時代だったので割と自由にやらせてもらった作品です。その分作画監督としての責任もあるので一人で全カットをチェックしてました、楽しい反面辛くも有ったけどここで認めてもらえた事は後の自信に繋がりました。

初監督作品です。元々アニメの企画だったので原作介錯先生、脚本の植竹須美男らと時に会議室で 時に居酒屋で皆であーだこーだとゼロから作り上げた作品。それゆえに思い入れも強くとても大切な作品です。
ロボットアニメのメロドラマ、まちがいなく自分の原点。

絵コンテのみの参加です。元々オリジナルのグレンダイザーが大好きだったので話を貰った時は一も二もなく引き受けました。当初コンテ一本のみのつもりが気が付けば四本も、ちょうど星間国家の立ち上げと重なり大変だったけど、まあこれはご褒美のような仕事です。

星間国家の前にやっていた作品です。フェイトとロキシーの関係性というか、気持ちの距離感が微妙でちょっとバランスを間違えると甘すぎになったりギャグになり過ぎたりしかねなく、そこはだいぶ気をつけてました。そんな所が星間国家とちょっと似てるかも知れません。
柳沢監督からバンダイチャンネルユーザーへメッセージ
監督として各セクションと打ち合わせをして感じるのは、
みんな楽しんで作ってるなということ、
スタッフが面白がってノッてる現場からは
必ず良い作品が生まれると信じてます。
どうぞご期待ください。