ロマンティックなストーリーなのかと思っていましたが、全く違っていました。特にストーリーは無く、次々と作中劇のパロディがつながって紹介される感じです。「こんな映画のワンシーンってありそうですよね?」と出され続ける感じ。設定としては、老齢な映画女優へインタビューをする中で、出演映画と絡めてその半生を紹介する感じです。半生をかけて恋した男性を探し続ける女性とし、最後に少女時代の肖像と今の対比が行われます。しかしこれも、インタビューアーが劇中に登場して勝手に話に参加していくため、思い出ばなしですらないようです。この判然としないシーンがコミカル基調で1時間以上展開されます。全く感動なかったです。このお話が既に架空であり、ソレっぽい女優設定なわけです。しかもその劇中劇がさらにソレっぽいもの。さすがに架空ドキュメンタリーは物臭しすぎでしょうと思った。架空歴史小説並みに酷すぎる。ちゃんと取材しましょう。