流石は京都アニメーション、人物の表情の描写が細やかです。
映像と音楽がとても綺麗で、その共鳴に溜息が溢れてしまいそうになります。
子を産み育て、親として生きていくこと、
「子供は親を選べない」こと、
家族の絆を保つこと、
これらが本当に如何に大変なことか、思い知らせるかの様に挑んで来る作品。
多くの視聴者の心が揺さぶられるのも頷けます。
惜しむらくは、
設定が人為的で無理矢理過ぎると感じる場面が多い処。
全編を通じ、やはり親子の描写が多くなるのですが、
幼少の子供を一人残しての出張出勤外出等、有り得ません。
(少なくとも私には。それこそがリアルに大変な訳です。)
その様な場面が繰り返し現れ、驚きを禁じ得ませんでした。
加えて、私も失策や後悔の多い人間ですが、
それにしても登場人物達が、悉く、私の感覚とは異なる、
悲劇的な結末が待っていると考えられる選択肢を選んで往くのには、、、