第一次ミニ四駆ブームの火付け役ともなったこの作品はほぼ原作に沿って忠実にアニメを作っていて当時コロコロコミック(てんとう虫コミックス)を読んでいた身としてはとても嬉しい作品。何より実際発売され当時の子どもたちが夢中になっていたミニ四駆の実車がそのまま出てくるのも懐かしさを誘う。声優さんも野沢雅子さんはじめ玄田哲章、関俊彦、津久井教生、佐久間レイ等とても豪華で25話で終わらせるには勿体ない作りとなっている。ミニ四駆レースを中心に物語は進んでいくが、途中それとは関係のない話がいくつもあり良いインターバルとなっている。特に第7話「消えたエンペラー」は涙無しには見られない感動的名ストーリー。次から次へと展開するレース内容と個性豊かなキャラクターたち、夢中になって見ていたあの頃にタイムスリップさせてくれる大好きな作品です。