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エビさんのコメント (63件)

ガメラ2 レギオン襲来」へのコメント≫コメント10件をすべて見る

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  • 2014/03/25 01:15

綿密な設定それこそが魅力

平成ガメラシリーズの第二作。前作は怪鳥・ギャオスとの戦いで、人間のあり方が一つのテーマになっていましたが、今作は外宇宙生命体・レギオンとの戦いということで、SF設定そのものが魅力となるよう作られています。

全く未知であるレギオンの、生物としての謎を明らかにしていく様はどこかミステリー・サスペンス的。自衛隊の描写もより濃厚になっており、人類と外宇宙生命体との戦いの構図がさらに鮮明に映し出されていました。

映像クオリティもかなりアップしており、特に戦闘シーンは邦画ではなかなか類を見ないほどの迫力。
ドラマとしては一作目よりもこころなしか弱いものとなっていますが、怪獣・SF映画としての濃厚さはこちらの方が上かも。

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劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-」へのコメント≫コメント38件をすべて見る

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  • 2014/03/23 23:16

コミカルなのに骨がある

個性的なキャラにコミカルな演出、何気にすごいSF描写がTV版ナデシコの特徴でしたが、この劇場版はまさにそういったナデシコらしさを総括しつつ、よりシリアスなドラマとしても勝負できるよう作られているのが特徴ですね。
コミカルで非現実的なファクターをシリアスなドラマのいち要素としてぶち込むこの独特の感性は佐藤竜雄監督ならでは。

TV版ラストがかなり投げやりだったので、色々と脳内補完しないといけないのがネックですが、この劇場版はあのTV版ラストに不満を持っている人の方が楽しめるかもしれません。現に自分がそうなので。
作画や演出のクオリティも高く、このとき最も脂が乗っていたジーベックのパワーが垣間見えます。オススメ。

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ダロス」へのコメント≫コメント7件をすべて見る

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  • 2014/03/23 18:32

月面独立戦争記・プロローグ

やはり本来52話のストーリーを4話で表現できるよう縮めただけあって、色々と展開が早急な面が見られます。
が、それでも一つの事件録として見ればなかなかの面白さがありますね。さすが鳥海・押井コンビといったところでしょうか。開拓民の苦悩がリアルに描かれています。

また、制作に一億かけただけあって作画レベルもかなり高い。平常時でもヌルヌル動きますし、アクションシーンは同時期の劇場アニメさえ凌ぐほど。当時流行っていた金田系の動きやエッジの効いたタッチが全面的に採用されているのも面白いですね。

主人公がいささか添え物臭いのですが、それを差し引いてもなかなか濃厚な作品だったと思います。

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モーレツ宇宙海賊」へのコメント≫コメント133件をすべて見る

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  • 2014/02/24 00:42

骨太スペオペ青春活劇

スペースオペラな世界観を舞台に、“宇宙海賊”として、人として成長していく主人公・加藤茉莉香の姿を描いた作品。
ストーリーは複数のエピソードが数話区切りで展開される形となっており、様々な宇宙海賊稼業を通じ、その中で展開される人間ドラマを描かれています。

ほどよい濃厚さを持ったSF描写が詰め込まれていますが、基本的にはライトな青春ドラマとして楽しめる気軽さも持っているのが今作の特徴ですね。シリアスな雰囲気はあれど、戦争を題材にしたSFのような血生臭さはなく、全体的に爽やかな作風が貫かれています。
キャラクターも記号的個性と人間的奥行をバランスよく共存させた魅力的な人物ぞろい。コミカルな描写も多く、全体的に気負いなく楽しめる工夫が凝らしてあります。

壮大なドラマティックさを持つ作品ではありませんが、地に足付いた人間ドラマとスペオペらしい世界観の面白さを嫌味なく楽しめる良作。オススメ

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ノワール(NOIR)」へのコメント≫コメント15件をすべて見る

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  • 2014/02/09 23:36

THE 雰囲気アニメ

音楽・映像両面を最大限に使った叙情的な演出が見所。
淡い色彩で描かれるセル画によるアナログ作画が梶浦由記による重厚な音楽と重なって、ヨーロッパのドライな暗黒街を個性的な味わいでもって飾り立てています。

真下耕一作品。とりわけその代表格である美少女ガンアクション三部作の中でも、こと雰囲気作りという面においては頭一つ抜けでたクオリティを誇っています。後の2作ではどうもデジタル作画のパキッとした色彩が浮いていたので、今作でのアナログ手法の選択は間違っていなかったのかも。

ストーリーはかーなーり薄く間延びした作りで、リアリティもさほど重視されていませんが、美術品を眺めるような感覚で見れば、なかなか楽しめる作品なんじゃないでしょうか。

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TRIGUN」へのコメント≫コメント24件をすべて見る

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  • 2014/01/23 02:08

不殺主義の主人公×ロードムービー

「不殺を掲げる主人公でガンアクションありのロードムービーって無理あるんじゃない?」と思われる方、それが成立しちゃうんですよ。キャラの魅力に溢れてるから。

三枚目なのか二枚目なのかよくわからん“程よいいい加減さ”がある主人公・ヴァッシュはもちろんですが、ヴァッシュに似ているようで、ある部分が決定的に違うウルフウッドも良い。天然なようで鋭いミリィは、雪野五月さんの名演のおかげもあって独特の母性が感じられるキャラになってます。
なにより肝心なのは狂言回し的な立ち位置にいるメリルの存在。彼女の視点から語られるヴァッシュ像は、作品に欠かせない要素の一つでしょう。

ストーリー自体も、一話完結主体の前半から、後半に向けて徐々に芯に迫っていく構成が綺麗な流れになっています。程よい具合にリアリティを投げ捨てているあたりもアニメらしくて馴染みやすい。
ラストは少々強引ですが、娯楽として見れば充分良作

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蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」へのコメント≫コメント74件をすべて見る

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  • 2014/01/08 03:41

特異な設定を活かしたSF的交流

この作品は「メンタルモデル」という、いわば“戦艦の擬人化”のような設定を作品の核として扱っていますが、今作の面白いところは、その“擬人化設定”を“リアル系SF海洋戦記”の中へ巧みに組み込んでいるところにあるでしょう。
自我の芽生をテーマに交流を丁寧に描いたストーリーは、その個性的なメンタルモデルをはじめとした登場人物の魅力の高さもあって、完成度が非常に高い。

戦艦だけでなくキャラクターまでもポリゴンで表現されたフル3DCGによるアニメーションも特徴的で、そのおかげもあってか戦闘シーンはかなりの迫力。
キャラのモデリングもかなり有機的な曲線を描いており、従来の3DCGキャラにあった違和感がかなり抑えられています。イキイキとした動きも特徴的で、デフォルメ顔も違和感なくハマっている。

1クールという短尺が惜しまれるほどの磐石さを誇る作品です。是非とも第2期製作希望!

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BLASSREITER−ブラスレイター−」へのコメント≫コメント15件をすべて見る

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  • 2014/01/01 16:58

ルール破りの最終回

2クール付き合ってきた視聴者の気持ちを無下にするようなあのラストシーンがある限り、私のこの評価はまず揺ぎ無いでしょう。それほどに「創作劇におけるルール」を破りまくった最終回を見せたのが、今作です。

後半の展開自体かなりグダグダなものとなってしまっているので、『まどマギ』『ガルガンティア』から入った虚淵ファンは見ないほうがいいでしょう。
前半はそれなりに面白く、板野サーカスを見事に体現したスピード感あふれる戦闘シーンのおかげでツイツイ見てしまう人もいるかと思いますが、覚悟しておいたほうがいい。

むっちりとした女性キャラ、筋骨隆々とした男性キャラ陣など、最近の作品では珍しい雰囲気があっただけに残念でなりません。

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ガンスリンガー・ガール」へのコメント≫コメント33件をすべて見る

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  • 2013/12/25 07:46

無垢性と虚無性のギャップ

年端もいかぬ少女らの無垢な感情と、肉体改造された暗殺者という残酷で虚無的な立ち位置のギャップが特徴的な作品。
しっとりとした音楽やヨーロッパの街並みによって叙情的に作り上げられた雰囲気と、諜報機関による暗殺という血生臭く硬質なストーリーのギャップが、上記のギャップと混ざり合って独特の味わいを見せています。

その中で展開される義体や担当官らの交流には、空虚さと同時にある種の素朴さも感じられるから面白い。
キャラクターデザインや演出などはあまり洗礼されていない印象があるものの、マッドハウスお得意のリアル調の処理などもあって、目も当てられぬ出来に……なんてことにはなっていません。

とにかく独特の魅力がある作品です。1クールなので「まだこれから」というところで終わってしまうのがネックですが……

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キングダム」へのコメント≫コメント29件をすべて見る

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  • 2013/12/25 06:09

映像× 内容◎

動きのぎこちない3DCGで色々と損をしていると感じる作品。パワープレイなケレン味ある演出など、戦を題材としたアニメとしての基礎的な部分はいいだけに、このしょっぱいクオリティの3DCGは残念でならない。

が、3DCGに慣れてしまえば、上述した演出の良さと完璧な配分で丁寧に描かれるストーリーの良さもあってどんどん引き込まれる。少年漫画的な熱さ・ケレンと、戦における戦略・戦術の面白さを見事に両立させていて見ごたえがあります。勢いだけでもなく、理詰めで地味なわけでもなく、両者の良さがしっかり活きている。

この映像でも評価が高いのは声優陣の熱演も大いに影響しているでしょう。ベテラン声優陣の渋みのある演技はもちろんですが、主人公を演ずる森田成一さんの気迫溢れる演技も見ものです。最近こういう役柄をしっかりやれる人は少ないので、これだけでただただ気持ちよく見れますね。

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